(京都府のSNSトラブル)不正アクセス禁止法違反の少年事件は弁護士へ
京都府福知山市に住んでいる高校生のAさんは、他人のSNSに勝手にログインし、写真やメッセージ等を見て回っていました。
しかし、被害届が出され、Aさんは京都府福知山警察署に不正アクセス禁止法違反の容疑で取調べを受けることになってしまいました。
(※この事例はフィクションです。)
・不正アクセス禁止法違反
SNSを活用している人も多い中、不正アクセス行為による少年事件・刑事事件がたびたび話題に上がっています。
不正アクセス禁止法では、その名前の通り、不正アクセス行為を禁止しています(不正アクセス禁止法3条)。
「不正アクセス行為」とは、「アクセス制御機能を有する特定電子計算機に電気通信回線を通じて当該アクセス制御機能に係る他人の識別符号を入力して当該特定電子計算機を作動させ、当該アクセス制御機能により制限されている特定利用をし得る状態にさせる行為(当該アクセス制御機能を付加したアクセス管理者がするもの及び当該アクセス管理者又は当該識別符号に係る利用権者の承諾を得てするものを除く。)」等とされています(不正アクセス禁止法4条1項)。
つまり、簡単に言えば、勝手に他人のIDやパスワードを利用して他人のアカウント等にログインすることが不正アクセス行為となるのです。
ですから、Aさんの行っていたような、他人のSNSへ勝手にログインしていくような行為は、この不正アクセス行為となってしまうのです。
成人であれば、不正アクセス行為を行った場合、3年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられる可能性があります(不正アクセス禁止法11条)。
しかし、今回不正アクセス行為を行ったAさんは少年ですから、少年事件として扱われ、原則としてこのような刑罰は受けず、家庭裁判所で行われる審判の結果、保護処分を受けることになるでしょう。
ただし、少年事件の場合、成人の事件であれば不起訴になるような事件でも、家庭裁判所での調査や審判を受けることになりますから、甘く考えてはいけません。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、こうしたSNSに関連した少年事件についても、ご相談を受け付けています。
少年事件を数多く取り扱ってきた弁護士が、ご依頼者様の不安や疑問にお答えします。
まずは0120-631-881から、初回無料法律相談や初回接見サービスをお申込みください。
(京都府福知山警察署までの初回接見費用:お電話にてご案内いたします。)