京都府向日市の少年事件で逮捕 児童自立支援施設送致に弁護士
京都府向日市に住んでいる13歳のAさんは、家族とほとんど話もせず、日常的に深夜に出歩いたり、学校をさぼったりしていました。
そして、近所の書店で、何回も万引きを繰り返していました。
しかし、Aさんに目をつけていた警備員がAさんの万引きの現場を押さえたことで、Aさんは京都府向日町警察署の警察官に逮捕されることとなりました。
Aさんの家族は、このままではAさんは児童自立支援施設に送致されるかもしれないと言われ、大事になっていることにようやく気付きました。
(※この事例はフィクションです。)
・児童自立支援施設
児童自立支援施設、という言葉には、聞きなじみがないかもしれません。
少年院とは違うの?と不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、その児童自立支援施設を取り上げます。
児童自立支援施設とは、不良行為をしたり、するおそれのある児童や、家庭環境に問題を抱える児童など、生活改善指導が必要とされる児童を入所させたり、保護者の元から通わせたりして、その成長や自立を支援する施設です。
児童自立支援施設に入所できる児童は18歳未満とされています(ケースによっては、在所を20歳まで延長するケースもあります)。
司法統計年報に寄れば、入所者の大半は、15歳以下の少年です。
児童自立支援施設は、少年院とちがって、開放施設です。
個々の部屋に施錠されることもありませんから、比較的自由な環境の中で、児童たちは改善指導を受けることになります(自傷行為を行う等の問題のある児童には、例外的に強制措置が取られることもあります)。
児童自立支援施設への入所は、警察や学校からの通告を受けて各都道府県知事が入所を決めたり、家庭裁判所の審判の後に送致されたりします。
少年事件は、審判も公開されませんから、その後の処分についても、あまり知らない、という方も多いでしょう。
そんな状態で、急に少年事件と関わることになってしまえば、不安も大きいはずです。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は、初回無料法律相談を行っています。
少年事件に不安を抱えている方は、まずはお電話で、相談予約をお取りください。
(京都府向日町警察署までの初回接見費用:3万7200円)