ハッキングで業務妨害罪に…京都府宇治市の刑事事件で逮捕されたら弁護士

ハッキングで業務妨害罪に…京都府宇治市の刑事事件で逮捕されたら弁護士

Aさんは、京都府宇治市にある施設Vの監視カメラをハッキングし、勝手にパスワードを変更するなどして、Vが監視カメラを操作できないようにしました。
Vが京都府宇治警察署に相談したことで捜査が開始され、ほどなくしてAさんは電子計算機損壊等業務妨害罪の容疑で逮捕されました。
(※平成30年11月21日朝日新聞DIGITAL配信記事を基にしたフィクションです。)

・ハッキングで業務妨害罪に

ハッキングとは、元々は技術のある人がシステムやネットワークの解析を行うことを指していましたが、現在では、不正アクセスや不正な改変・コピーをする行為を指すことも多いです(こうした行為はハッキングとの区別のためにクラッキングとも呼ばれます。)。
今回のAさんの場合、監視カメラに不正アクセスしてパスワードを変更するというハッキング行為をしていますが、この行為は上述のような「電子計算機損壊等業務妨害罪」という犯罪に該当するおそれがあります。

電子計算機損壊等業務妨害罪は、刑法234条の2に規定されている犯罪で、簡単に言えば、電子計算機(コンピュータ)を損壊したり、電子計算機に虚偽の情報や不正な指令を与えたりすることで業務妨害を行った場合に成立する犯罪です。

電子計算機の「損壊」については、物理的に電子計算機を破壊する以外にも、ハッキングによってデータを消去させる行為や、画像を置き換えるなどの行為も含まれます。
今回のAさんは、ハッキングによって監視カメラのパスワードを変更するという虚偽の情報・不正な指令を与え、施設側の操作を不能にしたため、電子計算機損壊等業務妨害罪に当たると考えられます。

ハッキング行為は、今回取り上げた電子計算機損壊等業務妨害罪以外にも、不正アクセス禁止法等の犯罪となる可能性があります。
刑事事件専門弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、こうしたハッキングに関連する事件の逮捕についても、安心してご相談いただけます。
京都逮捕にお困りの際は、お気軽に弊所弁護士までご相談ください。
京都府宇治警察署までの初回接見費用:3万6,500円

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