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新幹線の線路内立ち入りで逮捕?京都市下京区の刑事事件専門弁護士に相談

2017-11-12

新幹線の線路内立ち入りで逮捕?京都市下京区の刑事事件専門弁護士に相談

Aさんは、京都市下京区にあるJR京都駅新幹線の線路内に立ち入り、20分間線路上を歩き回っていました。
その結果、新幹線は30分ほど運転を見合わせることとなり、Aさんは駅員に逮捕され、その後、京都府下京警察署の警察官に引き渡され、取調べを受けることになりました。
Aさんは、まさか逮捕されて取調べを受けるような事態になるとは思わず、不安に思っています。
(※平成29年11月4日配信NHK NEWS WEBの記事を基にしたフィクションです。)

・新幹線の線路立ち入りで逮捕?

通常、線路内に立ち入った場合は、鉄道営業法37条に違反し、科料(1万円未満)に処せられます。
少し前に、女優の方が線路内に立ち入った際、鉄道営業法違反の容疑で書類送検されたというニュースに聞き覚えのある方もいらっしゃるかと思います。

対して、今回のAさんのように、新幹線の線路内に立ち入ってしまった場合には、鉄道営業法ではなく、新幹線特例法(正式名称「新幹線鉄道における列車運行の安全を妨げる行為の処罰に関する特例法」)に違反することとなります。
新幹線は、耳側200キロ以上の高速度で走行できることから、在来線とは異なる新幹線特例法という法律で、その運行の安全を守っているのです。
新幹線特例法の3条2号では、新幹線の線路に立ち入った者は1年以下の懲役又は5万円以下の罰金に処するとしています。
上記鉄道営業法違反の刑罰は科料ですから、新幹線の線路内に立ち入るということが、在来線の線路内に立ち入ることよりもかなり重い犯罪として規定されていることが分かります。

線路内立ち入りをしてしまった場合、上記のAさんのように逮捕されたり、警察から取調べを受けたりすることになるでしょう。
逮捕や取調べといった刑事事件の手続きは、普通に生活をしている中では経験することのないことですから、戸惑われる方が多いと思います。
そんな時こそ、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士まで、ご相談ください。
弊所の弁護士は、刑事事件専門の弁護士ですから、線路内立ち入りのような特殊な刑事事件のご相談も、逮捕・取調べといった刑事事件の手続きのご相談も、安心してお任せいただけます。
まずは0120-631-881から、お問い合わせください。
京都府下京警察署までの初回接見費用:3万3,800円)

未遂?予備?京都府向日市の強盗事件は弁護士に相談

2017-11-11

未遂?予備?京都府向日市の強盗事件は弁護士に相談

京都府向日市に住むAさんは、お金に困り強盗することを決意し、ネットでハンマーやロープなどを購入しました。
強盗を行う際に、顔を見られてはいけないと考え、まずハンマーでインターホンを壊しました。
その時、近くを通りかかった京都府向日警察署の警察官に不審がられ任意同行を求められました。
Aさんはどのような罪に問われるでしょうか。
(フィクションです。)

~予備罪・未遂罪~

まず、Aさんは強盗をしようとしているので、強盗未遂罪にあたるかどうかを考えていきます。
未遂とは、「犯罪を犯そうと実行したが、成しえなかった場合」に罪に問われます。
強盗とは、「暴行、脅迫を用いて他人の財物を強取した者」が罪に問われます。
Aさんは、結果的に強盗を成しえていないことは明らかです。
ということは、強盗未遂罪がAさんに成立するかどうかは、Aさんが強盗を実行し始めているといえるかどうかに左右されます。
今回の事例では、Aさんはインターホンを壊しただけで、暴行・脅迫はまだ行っておらず、金銭等の財物に触れてもいません。
なので、Aさんが強盗を「実行した」とはいいがたいと思われます。

では、Aさんは何の罪にも問われないのでしょうか。
ここで考えられるのが、強盗予備罪です。
強盗予備罪とは、「強盗の罪を犯す目的で、その予備をした者」が罪に問われるものです。
予備とは、その犯罪の準備をすることを指します。
今回のAさんは強盗の目的で、ハンマー等の道具を準備しているので上記にあたると思われます。
このような予備罪はどのような犯罪にも認められるわけではありません。
殺人罪や強盗罪等の重大な犯罪の準備行為をしたときにのみ認められます。
また、強盗予備罪に問われなくても、相手方のインターホンを破壊しているので器物損壊にも問われるかもしれません。
起訴されれば、有罪判決は避けられないでしょう。

そうなる前に、有罪判決を避ける手段として示談があります。
相手方との交渉により示談が認められると、起訴されずに終わる可能性があります。
このように示談を成功させるには弁護士の活動が不可欠となります。
もし少しでもお困りの方は是非一度、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
京都府向日町警察署までの初回接見費用:3万7,200円)

商品の値引きで背任罪に?京都市北区対応の刑事事件専門の弁護士へ

2017-11-10

商品の値引きで背任罪に?京都市北区対応の刑事事件専門の弁護士へ

Aさんは、京都市北区にある質屋で働いています。
ある日、Aさんは友人に「120万円で売っている置物が欲しいのだけれども、金銭的余裕がなくて買えない。友人割引きで100万円にしてほしい。」と言われました。
友人の頼みを断ることができず、Aさんは勝手に値引きをして、100万円でこの置物を売ってしまいました。
Aさんの行為は罪に当たるのでしょうか。
(この話はフィクションです)

~横領罪・背任罪~

Aさんの行為は業務上横領罪または背任罪にあたる可能性が高いです。
それぞれがどのような罪であるのかを見ていきましょう。

まず、横領罪とはどのような罪でしょうか。
刑法では「自己の占有する他人の物を横領した者」が罪に問われるとあります。
簡素に言えば、自分の管理下にある他人の物を不法に自分の物として扱うことを表します。
これを「業務」中に行えば業務上横領罪になります。
ニュースでよく聞く、会社のお金の着服などがこれに当てはまります。

一方、背任罪とは「事務を処理する者が、自己若しくは第三者の利益を図り、任務に背く行為をし、本人に財産上の損害を加えたとき」に罪に問われます。
つまり、相手から何かしら事務仕事を任されている者が、その任務から外れた行為をし、相手以外の利益のために相手に損害を与える行為を指します。
横領罪では特定の物を横領しなければ認められませんが、背任罪の際は財産上の損害を与えていれば認められます。

では、Aさんのケースはどちらに当たるのでしょうか。
今回、Aさんは友人に置物を値引きして安く売っていますが、自己のものとして扱っているとはいいがたく、横領にはあたらないと思われます。
対して、友人という第三者の利益のために値引きをすることで店に損害を与えているので、背任罪が成立する可能性が高いでしょう。

以上のようにこれらの違いは大変見極めるのが難しく、ご自身では判断が下せないと考えていらっしゃる方も多いかと存じます。
そんな時こそ、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談下さい。
刑事事件に優れた弁護士が、背任罪、横領罪などの問題を丁寧に説明いたします。
京都府北警察署までの初回接見費用:3万6,300円)

(無料相談)借金返済で恐喝罪?京都府木津川市対応の弁護士

2017-11-09

(無料相談)借金返済で恐喝罪?京都府木津川市対応の弁護士

京都府木津川市に住むVさんは、金融業者に数百万円のお金を借りていて、少しずつ借金を返している途中です。
ある日、業者から連絡が来て「急遽まとまったお金が必要になったので、今すぐお金を返せ。もし返せないようなら、身内に暴行をふるう。」と告げられました。
金銭的余裕のないVさんが即日お金を返すのは不可能です。
Vさんは、金融業者について京都府木津川警察署に相談しようと思っていますが、恐喝未遂罪で訴えることができるでしょうか。
(フィクションです。)

~脅迫罪・恐喝罪~

まず、恐喝罪とはどんな罪でしょうか。
刑法では「人を恐喝して財物を交付させた者」が罪に問われるとあります。
恐喝とは暴行等によって人を脅すことを指します。
なので、人を脅して不当に利益を得た場合には、恐喝罪に問われます。
これと類似したものとして脅迫罪があります。
こちらは、「生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者」が罪に問われます。
両者の違いとして、恐喝罪には財物の交付が必要で脅迫罪には必要ないという点が挙げられます。
また、脅迫罪の「脅し」の対象は本人と親族だけであるのに対し、恐喝の「脅し」の対象は本人とその親族以外にも当てはまります。
例えば、親友を殺すと脅された場合、成立するのは恐喝罪のみで、脅迫罪には当てはまらないということになります。

今回のケースでは、「身内に暴行を振るう」と脅され、金銭の要求がなされているので、恐喝未遂罪にあたります。
しかし、金融業者が自身の貸したお金の返済を求めるのは正当な権利に見えます。
本当に恐喝未遂罪に当てはまるのでしょうか。
過去の判例では、「社会通念上一般に忍容すべきと認められる程度を超えない限り」恐喝罪には当たらないとされています。
今回のように、金銭の返済の担保として身内への暴行を予告するのは、一般的に忍容できないと考えられ、恐喝未遂罪にあたる可能性が高いです。

しかし、脅迫罪・恐喝罪には完全に定まった線引きはないのでそれぞれの事案にそって考えなければなりません。
もし少しでもお悩みを抱えていらっしゃる方は、是非一度、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
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犯罪を中止すると減刑に?京都市伏見区の未遂罪での逮捕は弁護士へ

2017-11-08

犯罪を中止すると減刑に?京都市伏見区の未遂罪での逮捕は弁護士へ

京都市伏見区に住むAさんは、知人のVさんと口論になった際に怒りのあまりVさんを包丁で刺そうと襲い掛かりました。
しばらく取っ組み合いが続いた後、Aさんは人を殺すのはよくないと我に返り、そのまま逃亡しました。
京都府伏見警察署の捜査により、殺人未遂罪逮捕されたAさんには、どのような刑罰が下されるのでしょうか。
(この話はフィクションです)

~犯罪の中止~

まず、未遂罪とはどのようなものでしょうか。
これは犯罪を犯そうとしたものの、何かしらの理由で実行ができなかった場合を指します。
今回の事例でAさんは、殺意をもって行動したものの、相手を死亡させることができなかったので殺人未遂罪にあてはまります。
未遂が認められると、裁判官の判断で減刑が認められる場合があります。

また、Aさんは、ただ犯行が未遂に終わっただけでなく、自身の意思で犯行を中止しています。
この行為によってAさんの刑罰は少し変わります。
というのも、先ほど未遂犯減刑が認められる可能性がある程度にとどまりますが、自身の意思で犯行を中止した場合=中止犯の場合は必ず減刑されるからです。
なので、今回のAさんも自身の意思で中止したことが認められれば、減刑されることになります。

ここでの問題が、自分の意思での中止とは、どのような範囲で認められるかということです。
例えば、犯行におよぶ際に誰かの足音が聞こえたからやめた場合などは、「自分の意思で中止した」と言えるのでしょうか。
これらが認められるかどうかはそれぞれの事案に沿って検討していくものです。
というのも、それまでの背景や犯行当時の状況などを考えなければならず、それらは刑事事件1つ1つで全く違うからです。

では、中止犯となるかどうか、犯罪ご自身での判断が難しいと考えていらっしゃる方も多いかと存じます。
もし少しでもお困りでしたら、是非一度弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
当事務所の刑事事件専門の弁護士が、親身に対応させていただきます。
京都府伏見警察署までの初回接見費用:3万6,800円)

(無料相談)少量でも覚せい剤所持になる?京都府向日市対応の弁護士

2017-11-07

(無料相談)少量でも覚せい剤所持になる?京都府向日市対応の弁護士

京都府向日市に住む会社員の男性Aさんは、10年前に覚せい剤を使用したことがありました。
しかし、Aさんは覚せい剤はよくないことだと思い直し、それきり使用していませんでした。
ところが、ある夜、京都府向日町警察署の警察官に受けた職務質問とその際の所持品検査で、Aさんの鞄から、0.002グラムというごく微量の薬品が入った袋が見つかりました。
それは、10年前に使用した覚せい剤の残りで、ずっと鞄に入れっぱなしになっていたものでした。
Aさんは、後日京都府向日町警察署で取調べを受けることになったのですが、不安に思い、弁護士に相談してから警察署へ行くことにしました。
(※この事例はフィクションです。)

・ほんの少量でも覚せい剤所持になる?

覚せい剤の所持は、覚せい剤取締法で禁止されており、たとえ覚せい剤を使用していなくとも、所持しているだけで覚せい剤取締法違反という犯罪になります。
客観的に見れば、上記事例のAさんは確かに覚せい剤を所持してしまっていますから、覚せい剤取締法違反となりそうです。

しかし、過去の判例には、被告人が0.0031グラムの覚せい剤を所持していたという事件で、無罪が言い渡された例があります(東京高判昭48.6.6)。
この事件では、覚せい剤の所持量が通常の使用量とされる0.02グラムと比較してきわめて微量であることや、この所持量では覚せい剤の効能をもたないこと等が考慮され、覚せい剤所持とはならないという判断が下されました。
このように、客観的に覚せい剤を所持していたような場合でも、犯罪が成立せずに無罪になるケースも存在します。

ですが、所持量がごく微量だからといって、全てのケースにおいて、覚せい剤所持が成立しないというわけではありません。
覚せい剤含む刑事事件は、事件ごとの詳細な事情によって判断が分かれていきます。
ですから、覚せい剤所持事件に悩んだら、すぐに弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の無料相談をご利用ください。
弊所の弁護士は、刑事事件専門の弁護士です。
無料相談を通して、専門家である弁護士から、事件の見通しや今後の手続きへの対処法を聞くことができます。
無料相談のご予約は、0120-631-881までお問い合わせください。
京都府向日町警察署までの初回接見費用:3万7,200円)

京都府で保護観察を目指すなら…笠置町対応の少年事件に強い弁護士へ

2017-11-06

京都府で保護観察を目指すなら…笠置町対応の少年事件に強い弁護士へ

京都府相楽郡笠置町に住む高校1年生のAくんは、友人たちと数人と一緒に肝試しをしようと近所の寺に忍び込み、仏具や墓などを壊し、京都府木津警察署逮捕されました。
Aくんの両親は、Aくんが警察沙汰を起こしたことに驚き、少年事件に強いという弁護士にすぐに相談・依頼をしました。
その結果、Aくんは家庭裁判所の審判を受け、保護観察処分となりました。
(※この事例はフィクションです。)

・保護観察処分を目指す

少年事件の最終的な処分は、原則的に少年院送致や保護観察といった保護処分と言われる処分になります。
保護観察処分は少年院送致とは違い、施設に入ることなく、社会内で少年の更生を目指す処分のことです。
保護観察処分となった場合、定期的に保護司や保護観察官と会ったり連絡を取ったりすることで保護観察所の指導を受け、学校に通ったり仕事に行ったりしながら、更生を目指していくことになります。
つまり、保護観察処分になれば少年院に行かずに済むわけですが、実はこれは絶対ではありません。
保護観察中の態度が悪かったり、問題を起こしたりしてしまえば、少年院送致となってしまう可能性もあります。
保護観察処分をもらったからといって終わりではなく、そこから更生を図ることが重要なのです。

その保護観察処分をもらうには、少年が施設(少年院等)に入らなくても更生できるということを証明しなければなりません。
家庭環境が悪いままであったり、就学先や就労先が不安定であったりすれば、少年が社会内で更生できるとは言いづらく、少年院等の施設へ入れた方がよいと判断されてしまう可能性もありますし、前述のように、保護観察をもらってもその期間里中に問題を起こしてしまっては、意味がありません。
保護観察処分を獲得するためには、少年が更生可能な環境を、本人だけでなくその周りの人たちが協力して作り上げなければならないのです。

そのためのお手伝いができるのが、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士です。
弊所の弁護士は、刑事事件・少年事件専門の弁護士ですから、数多くの少年事件に携わってきました。
少年事件の経験が豊富な弁護士が、保護観察処分を目指すためのお力添えをさせていただきます。
まずは0120-631-881から、無料相談予約・初回接見サービスのお申込みについてお問い合わせください。
京都府木津警察署までの初回接見費用:3万8,900円)

(弁護士)京都市上京区の刑事事件は相談!刑事訴訟でも損害賠償?

2017-11-05

(弁護士)京都市上京区の刑事事件は相談!刑事訴訟でも損害賠償?

京都市上京区に住むVさんは、近くに住むAさんにいきなり襲われ、わいせつな行為を強要され、その行為中に窒息死させられてしまいました。
Aさんは、強制わいせつ致死罪京都府上京警察署逮捕されましたが、Vさんの親族は刑事罰だけでなく慰謝料も請求しようと思っています。
どのような手段があるのでしょうか。
(この話はフィクションです)

~損害賠償命令制度~

まず、損害賠償とはどのようなものでしょうか。
これは違法な行為によって、他者に損害を与えた者がそれを補償する行為です。
慰謝料がその主な例で、これは精神的な苦痛に対する損害賠償を指します。

個人間での争いの際に用いられる損害賠償は通常民事事件で行われます。
というのも、民事事件が個人間の争いの解決を目的としているのに対して、刑事事件は罪を犯した者を国が処罰することを目的としているからです。

今回のケースでは、わいせつな行為の際にVさんを殺した罪を処罰するために刑事裁判が行われます。
つまり、この裁判は、国がAさんを処罰するものになります。
なので、もしVさんの親族がAさんに慰謝料を請求するならば、原則民事訴訟を別に起こさなければなりません。
刑事裁判を経た後に再度民事訴訟を起こすのは、金銭的にも体力的にも容易なものではありません。

平成20年に被害者がこのような負担を負うのは妥当でないという考えのもと、損害賠償命令制度という手段が設けられました。
これは裁判官に申し立てをすることで、刑事事件を担当していた裁判所が引き続き民事裁判を管理するといったものです。
こうすることで新たに民事裁判の提起する必要がなく、スムーズに損害賠償請求へと移行することができます。
しかし、どのような犯罪でも利用できるわけではなく、殺人や強制わいせつ等の犯罪に限られます。
今回のケースは、強制わいせつを行った上にVさんを殺してしまっているのでこの制度を利用できる可能性が高いです。

もしご自身の関与している事件がこの損害賠償命令制度にあたるのか疑問を抱いていらっしゃる方は是非一度弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
当事務所の弁護士が親身になって対応させていただきます。
京都府上京警察署までの初回接見費用:3万6,300円)

強制わいせつ罪に意思は必要?京都市山科区で逮捕されたら弁護士へ

2017-11-04

強制わいせつ罪に意思は必要?京都市山科区で逮捕されたら弁護士へ

京都市山科区に住むAさんは、金銭利益を目的に、13歳未満の女子にわいせつな行為をして、その様子を撮影し、その画像を知人に送ったとして、強制わいせつ等の罪で、京都府山科警察署逮捕されました。
Aさんは、女子の写真を撮る際にいやらしい気持ちは一切抱いていなかったと主張しています。
第一審・第二審で実刑判決を受けたため、弁護側は性的な興奮がなかったことを理由に強制わいせつ罪には問われないとして上告を行いました。
Aさんの行為は強制わいせつに当たるのでしょうか。
(2017年6月7日朝日新聞の記事を参考にしたフィクションです。)

~強制わいせつ~

まず、Aさんが問われている強制わいせつ罪とはどのような罪なのでしょうか。
刑法によると、「13歳以上の者に対し、暴行または脅迫を用いてわいせつな行為をした者」または「13歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者」が6月以上10年以下の懲役に処されると書かれています(176条)。

今回の事例では、このわいせつな行為とはどのような行為であるのかが問題となります。
過去の判例では、「いたずらに性欲を興奮し、かつ人の正常な性的羞恥心を害し、性的道義観念に反する行為」であると定義されました。
簡潔には、自身の性欲を満足させる行為であるといえます。

では、性欲を興奮されない行為はどうなるのでしょうか。
これに関して、1970年に参考となる判例が下されました。
その事件では女性への復讐を目的にわいせつな画像を撮影した被告人が強制わいせつ罪に問われるかどうかが争われました。
結論として、判決では「性欲を満足させる意図がなかった」として強制わいせつ罪は認められませんでした。

対して、今回の事例の基となった事件では、金銭利益が目的で性的な興奮はなかったにもかかわらず、第一審・第二審で強制わいせつ罪が認められています。
このまま最高裁判所で強制わいせつ罪が認められると、40年も前の判例を覆すことになるため、大変注目を集めています。

以上のように、強制わいせつに当てはまるかどうかの判断は、なかなかできるものではありません。
強制わいせつ罪に関する事件でお困りでしたら、刑事事件のプロである弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
京都府山科警察署までの初回接見費用:3万6,900円)

死亡に関連していなくても傷害致死?舞鶴市対応の弁護士に相談

2017-11-03

死亡に関連していなくても傷害致死?舞鶴市対応の弁護士に相談

京都府舞鶴市に住む20歳のVさんは、同じ大学に通うのAさんにいじめられていて、日頃から暴力を受けていました。
ある日、屋上で殴られている途中にVくんは恐怖のあまり逃亡しようとしました。
しかし、下に降りる扉を開くと、普段からAさんと共にVさんをいじめていたBさんがそこで待ち構えていました。
逃げる場所を失ったVさんは、もう一度殴られることを恐れて屋上から飛び降り、そのまま死亡してしまいました。
その後、駆けつけた京都府舞鶴警察署の警察官は傷害致死罪の容疑でAさんを逮捕しました。
Aさんは「確かに殴りはしたが、Bと共謀もしていないし、飛び降りに関しては関与していない」と供述していて、傷害罪を主張しています。
(この話はフィクションです)

~行為と結果~

今回のケースで問題となるのは、Aさんが傷害罪と傷害致死罪のどちらになるのかということです。
傷害致死罪とは、「身体を傷害し、よって人を死亡させた場合」に3年以上の有期懲役に問われます。
今回は、Aさんの暴行とVさんの死亡との間の関係が問題となります。
というのも、本件でVさんが死亡する直接的な原因はVさん自身の飛び降りであって、Aさんはこの行為には関与していないからです。
この場合でも、AさんはVさんを「死亡させた」といえるでしょうか。

本件では、Aさんのいじめにより、Vさんが極度の恐怖を感じ、緊急の行動として飛び降りを選んだことが認められます。
そうすると、Vさんが飛び降りたことはAさんのいじめに起因するものと考えられます。
なので、確かにAさんはVさんの飛び降りには直接関与していませんが、屋上で暴行をする行為にはもともと危険性が含まれていたと想定されます。
このような考え方から、Aさんによる傷害とVさんの死亡には因果関係があると肯定される可能性が高いです。
そう判断されると、Aさんは傷害致死罪に問われることになる可能性があります。

このように、刑事事件の行為と結果がどのように関係しているのかの判断はすごく難しいものです。
決まった基準はなく、それぞれの事件に沿って考えなければなりません。
刑事事件を専門に取り扱う弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は、このような判断に優れた弁護士です。
少しでもお困りの方は是非一度当事務所までご相談ください。
京都府舞鶴警察署までの初回接見費用:お電話にてご案内いたします)

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