「睡眠薬遊び」で道交法違反事件?京都府向日市の逮捕対応の弁護士
Aさん(19歳)は、京都府向日市の路上で、運転していた車を道路脇のフェンスに衝突させる事故を起こしました。
京都府向日町警察署の警察官が調べたところ、Aさんは睡眠薬を服用して車を運転していることが分かりました。
Aさんは、道路交通法の過労運転等の禁止に違反するとして逮捕されてしまいました。
どうやらAさんは、友人の間で流行っていた「睡眠薬遊び」をしていたようです。
(※8月4日産経WEST他を基にしたフィクションです。)
・「睡眠薬遊び」で道路交通法違反?
先月中旬、大阪府で、自動車の運転前に睡眠薬を飲んで運転し、フェンスに車を衝突させる事故を起こした少年が、道路交通法違反の容疑で逮捕されました。
少年が言うには、睡眠薬を飲むと興奮状態になると、知人男性が「睡眠薬遊び」として睡眠薬を飲んでいたのをまねしたということでした。
6月には、お笑い芸人が睡眠薬を飲んでから自動車を運転したことで事故を起こした、というニュースもありました。
これらの行為は、記載の通り、道路交通法に違反する行為となりえます。
道路交通法では、その66条に、過労運転等の禁止が定められています。
その条文には、「何人も、前条第1項に規定する場合のほか、過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない。」とあります。
つまり、睡眠薬を飲んで、正常な運転ができないかもしれない状態で運転することは、この条文に反し、道路交通法違反となるのです。
上記事例の事件でも、けが人や死亡者がいなかったものの、一歩間違えば大事故となりうる行為です。
道路交通法違反(過労運転の禁止)の法定刑は、5年以下の懲役又は100万円以下の罰金か、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金です。
事例のような少年事件であっても、交通事件の場合は罰金を見込まれて成人と同じ刑事事件の手続きへ移行する場合もあります(逆送)。
けが人や死亡者のいない道路交通法違反事件であっても、早急に弁護士に相談することが望ましいでしょう。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、いつでも初回無料法律相談のご予約や初回接見サービスのお申し込みを受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください(0120-631-881)。
(京都府向日町警察署までの初回接見費用:3万7,200円)