替え玉受験は建造物侵入罪?京都市上京区対応の刑事弁護士
Aさんは、京都市上京区で行われた英語力判定テストに、Bさんの替え玉として参加しました。
しかし、試験の途中、身分証明書を不審に思った試験官から問いただされ、Aさんの替え玉受験が発覚しました。
その結果、Aさんは、京都府上京警察署に、建造物侵入罪の容疑で逮捕されるに至りました。
(※平成30年1月22日産経WEST掲載記事を基にしたフィクションです。)
・替え玉受験で建造物侵入罪に?
替え玉受験とは、本来受験すべき人ではない人が、本人になりすまして代わりに受験することを言います。
替え玉受験を行ってそれが露見した場合、多くは失格扱いとなるでしょう。
しかし、それは受験を行っている組織等による処分であり、刑罰というわけではありません。
では、替え玉受験によって刑事事件となり、刑罰を受ける場合はあるのでしょうか。
今回のAさんは、建造物侵入罪の容疑で逮捕されています。
建造物侵入罪は、一般に、建造物の管理者の意に反して侵入することによって成立するとされています。
今回のAさんは、本来の受験者であるBさんを装って受験会場へ入っています。
テストを受験する人を対象に受験会場へ入ることを許可している状態のところへ、本来の受験者でない=本来入ることを許可されていないAさんが、替え玉として入ったことが、「侵入」していると判断され、建造物侵入罪の容疑がかかったのでしょう。
建造物侵入罪となれば、3年以下の懲役又は10万円以下の罰金に処せられる可能性があります(刑法130条)。
他にも、替え玉受験の場合、他人の名前を使って書類を作成することから、文書偽造罪等にも問われることがあります。
替え玉受験がばれても失格になるくらいだから大丈夫、という意識でいると、思いもよらぬ刑事事件に巻き込まれてしまうかもしれません。
しかし、そのような時こそ、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
弊所の弁護士は、刑事事件専門の弁護士ですから、幅広い犯罪に対応が可能です。
法律相談のご予約や、初回接見サービスのお申込みは、0120-631-881でいつでも受け付けております。
まずはお問い合わせください。
(京都府上京警察署までの初回接見費用:3万6,300円)