京都府久世郡久御山町の未成年誘拐事件で逮捕 刑事事件専門の弁護士
京都府久世郡久御山町の未成年誘拐事件の逮捕について、
京都府久世郡久御山町内に住む男児V(9歳)が何者かに連れ去られるという事件が起こりました。
捜査をした京都府宇治警察署は、被疑者として同町内に住むAの家に行った際、Vを発見したため、Aを未成年者誘拐罪で逮捕しました。
Aは「いいゲームがあるんだけど、遊びに来ないかい?来てくれたらゲームもあげるよ」等と言ってVをA宅に連れ込んだそうです。
Aは、接見に来た刑事事件専門の弁護士に、弁護を依頼したいと考えています。
(フィクションです)
【未成年者誘拐罪】
未成年者誘拐罪(刑224条)は、未成年者を誘拐した場合に成立します。
誘拐とは、欺罔又は誘惑を手段として、人をその生活環境から不法に離脱させ、自己又は第三者の実力的支配下に移すことをいいます。
ですから、上記例のように「来てくれたらゲームをあげる」などという誘惑を用いた場合には、未成年誘拐罪となるのです。
一方、「ついてこなければ殺す」などと相手を畏怖する行為(脅迫行為)などによって、相手を連れ去った場合には、未成年者略取罪が成立します。
いずれも、法定刑は3月以上7年以下の懲役であり、罰金刑などは規定ありませんので、もし起訴されてしまえば、裁判となってしまいます。
【親告罪】
未成年者誘拐罪は、親告罪とされています。
親告罪とは、告訴がなければ、公訴提起できない犯罪を指します。
未成年者誘拐罪のほかには、単独犯による強制わいせつ罪、や強姦罪、名誉毀損罪・侮辱罪などが挙げられます。
親告罪は、被害者の方と示談を締結することができ、被疑者を許してくれた場合(告訴取消しまで約束していただけた場合)には、不起訴処分となります。
ですから、相手に対して早急にきちんと謝罪と賠償をすることが重要となってきます。
京都府久世郡久御山町内の未成年者誘拐事件で逮捕され、お困りの方は、刑事事件専門の弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所京都支部の弁護士まで一度ご相談ください。
(京都府木津警察署 初回接見費用:3万8900円)